【レビュー】指輪型決済端末 EVERING 実際どうよ?

レビュー
EVERINGの箱

ども。家電業界で働く男イリゴマです。

2021年5月にネットで先行発売された指輪型決裁端末「EVERINGエブリング」。

このニュースを見て「指輪で決済!?欲っしい!」と思って飛びついた男が、

実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。

結論から言うと「時代が追い付いてない!が、ポテンシャルは高い!」

EVERINGって?

さらっと概要紹介。

  • 商品名:EVERINGエブリング
  • 商品カテゴリ:タッチ決済対応スマートリング
  • メーカー:株式会社EVERING
  • 公式HP:https://evering.jp/
  • 発売日:2021年10月1日~一般発売開始

なぜ欲しかったのか

面倒くさがりの自分は「決済は身に着けているもので行えるのが最強。」と思っているので、

「え?指輪型決裁デバイス?買いでしょ(ポチリ)」

という感じでEVERINGを購入しました。

もう少し詳しく説明すると、お金の支払いって

  1. 財布を取り出す
  2. 財布からお金を出す
  3. お釣りをもらう

と、3stepもあって面倒なんですよね。

クレジットカードやスマートフォンのキャッシュレス決済も便利なんですが、

  1. 取り出す
  2. 支払う

と、まだ2step。

これが身に着けているもので出来るようになると

  1. 支払う(かざす)

の1stepだけになるんです!ヒュー!スマート!

ちなみにスマートウォッチでも良いんですが、

「指輪型の方がより指先にあってかざすのが便利そうだな。ていうか最先端っぽいな。」

っていうミーハーな理由で購入に踏み切りました。

最終的には生体認証で支払いとかできたら最高に便利だと思います。

仕組み

EVERINGは一言で言うなら指輪型の電子マネーです。

事前にお金をチャージ(入金)することで決済が可能になります。

交通系カードのSuicaや、セブンイレブンのnanacoのようなものですね。

チャージはクレジットカードを登録した専用アプリから行います。

注意点

注意点は以下の3つです。

  1. クレジットカード必須
  2. 有効期限がある(4年間)
  3. チャージ金額、利用累計額に各種上限がある

クレジットカード必須

まず、これ。クレジットカードがないと使えません!

現金からチャージとかは出来ないんですね。

使用可能なクレジットカードは、日本で発行されたVISA/Mastercard/JCB/AMEXのカードです。

有効期限がある(4年間)

次に注意しなければならない点がこれ。

4年間の有効期限があります

4年後には使えなくなるんです。

また、有効期限は使用開始から4年というわけではなく、製品を手に入れてから4年間です。(注1.)

登録し忘れていても有効期限は過ぎて行ってしまう点は要注意です。

(注1)

公式サイトでは有効期限は”EVERINGの会社が指定する月の月末”となっています。

自分の場合は製品が到着した月の4年後の月末でした。

参照:EVERING公式サイトサポートページ

EVERINGの「有効期限」とは何ですか? - EVERING
EVERINGにはクレジットカードと同様に有効期限があり、有効期限は当社が指定する月の末日までとなります。有効

今のところ、その後も使いたい場合は4年後にもう一度新しい端末を買い替える必要があります。(ショッキング!)

ここから先は自分なりの解釈なので読み飛ばしてもらって構いませんが、

これは端末自体ではなくサービスにお金を払っているためでしょう。

規約を見ると、「EVERING利用規約」ではなく、「EVERING決済サービス利用規約」となっています。

この規約によれば、アプリでお金をチャージするとEVERINGではなく「EVERINGアカウント」というものにチャージされます。

これは銀行の口座のようなものだと思います。

この口座へアクセスするための道具がEVERINGで、この決済サービス全体を利用することで初めて決済が可能になるのだと思います。

EVERINGの値段は、このサービス全体を利用する料金として設定されているのでしょう。

4年間で税込¥19,800なら、\19,800/48ヵ月で毎月412.5円。

本体価格込みなので、これくらいなら妥当…なのか?

チャージ金額、利用金額に各種上限がある

  1. 1回のチャージ金額の上限が3万円
  2. チャージしておける金額の上限10万円
  3. 1ヶ月のチャージ金額の上限が12万円
  4. 決済累計金額の上限が100万円(注2)

(注2)

決済金額の累計金額が100万円に達した場合は決済ができなくなるため、新しいEVERINGが送付されます。

(古いEVERINGは返却の必要あり)

毎月10万円ずつ決済に利用していたら10ヶ月で交換になる、ということです。

上限1~3については他の電子マネーなどにもあるのでなんとなくわかります。

上限4についてはなんであるんだろう?

製品の耐久性?

メリット

必要最低限なデザイン

もうこれが唯一最大のメリットです。

見た目にしても機能にしても大きさにしても、必要最低限になっていること。

最近の言葉だったら「ミニマル」ですかね。

見た目はシンプルで、充電も不要で、着けていてもそこまで邪魔にならない。

製品のコンセプトにもある「すべての決済を、シンプルに。」を体現していて、自分はかなり好きです。

家電、ガジェットはどれもこうあれば良い。

デメリット

店員さんの目が気になる

もうね、これは小心者の自分の問題なんですけどね…

「VISAのタッチ決済で。」って言った後にカードではなく自らの拳を突き出してくるおっさんを見る店員さんの「なんだこいつ…」って目が気になる気になる。

そうなると思ったんで、普段使ってないコンビニまで行っちゃう自分のビビりっぷりも嫌になる嫌になる。

対応店舗が少ない

セブンイレブンやファミリーマートなどの大手コンビニが使えるのでそんなに対応店舗が少ないってわけでもないのですが。

ただ、現状「EVERINGがあれば財布忘れてもなんとかなるわ!」とまでは言えません。

生活の一部になるまでには至らない状況です。

期限付き

やっぱりこのデメリットは気になっちゃいますねぇ!

サービス利用料が必要なのであれば、更新時には一括支払いと月額払いを選べるようにするとか、端末交換で本体価格分を値引きするとか、そういった対策をしてほしいものです!

(箱が開けづれぇ…)

いや、これはホント小さいことなんですが、箱が開けづらかったんですよ…

箱と蓋がジャストサイズなんですが、箱を押さえる場所がない!

だから蓋を外そうと持ち上げると、箱も付いてきちゃうっていう…

ま、ほとんど箱に入れることはないから全然良いんですけど!

まとめ:時代が追い付けばかなり便利!

デメリットが多く感じますが、そのうち3つはどれも指輪での決済が日常的ではないから起こることだと思います。

つまり、時代が追い付いていない!

なので、指輪での決済が日常的な時代になればこれらのデメリットは気にならなくなるでしょう。

その時はこの指輪型デバイスは、今のスマートウォッチのようなポジションになる可能性も秘めているのではないでしょうか!

特にSuicaやスマートロックなどに対応してくれれば、改札でSuicaを出す手間や鍵を出す手間がなくなるので、それだけでも着ける価値は出てくると思います!

おまけ:どの指に着けるか問題

自分は右手の薬指にしました。

ただ、今になると小指にしとけば良かったかな、と思います。

右手の薬指にした理由

  • (対応してないけど)Suicaで使うなら右手!
  • 指輪をしてても邪魔にならなそうな薬指

最初は人差し指にしようと思ったんですけどね、決済時は指輪を決済端末に対して平行にしなければならないんですよ。

人差し指だと若干、本当に若干なんですが、手を奥に倒さないといけないんです。

これ、仮に毎日使うとなったらちょーっとストレスになるかなぁと。

ま、たぶん気にするほどじゃないんですけどね!

で、薬指だったら普通に置いても人差し指より指輪が平行に近くなるのと、

結婚指輪つける指だし、そんなに邪魔にならないんじゃね?と。

ところがEVERING、邪魔にはならないんですけど、指輪ほど薄くはないんですよね。

指をピッタリとは閉じれなくなるくらいの存在感。

こうしてみると一番端にある小指の方がよかったかなー、と思う今日この頃です。

以上!

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