【調査】巷でよく聞くメタバースとは?その② ~今までの仮想空間と何が違うの?~

調査
TumisuによるPixabayからの画像

ども、イリゴマです。

メタバースについて調べるシリーズ第2弾。

本日は、「メタバース」って今までの「仮想空間」とは何がどう違うの?って部分です。

軽く調べた限りでは、「メタバース」というのは「3次元の仮想空間」ということでした。

「でもさ、2000年代にもさ、『セカンドライフ』とかさ、同じような感じのあったじゃない?

一体、何が違うのさ!」

って自分で感じたので自分で調べてみました。

今までの仮想空間とは何が違うの?

ここで、メタバースっていう言葉の定義が曖昧過ぎるので、

ここでは話題の発端になったMeta社(旧Facebook社)さんが考えているであろう

メタバースと今までの仮想空間との違いを考えます。

仮想空間 外から見るか、中から見るか

一番の差は「仮想空間をどのように見るか?」っていう部分だと思います。

今までの仮想空間はパソコンのモニターやゲーム機などで見るのが一般的でした。

(「Second life」や「あつまれどうぶつの森」など)

イメージとしては、仮想空間を外から見ている感じです。

サッカーで例えるなら、家からテレビでサッカーを見ているような状態です。

実際には3次元で行われていますが、テレビという1つの画面内に収まっています。

極端な話、1つのカメラで捉えられる範囲の映像のみを見ているイメージです。

一方、メタバースでは仮想空間をVRゴーグルで見るようになります。

Meta社で言うと「Quest 2」っていうVRヘッドセットです。

イメージとしては、仮想空間を中から見ている感じです。

サッカーで例えるなら、実際にピッチに立っている選手目線でサッカーを見ている状態です。

3Dゴーグルの場合は、1方向だけでなく自分の横や後ろ側にも空間が必要です。

(ゴーグルをつけて振り返ったら見えなくてはならない。)

つまり、同時に左右・前後・上下360°すべての空間が存在し、それが見える状態でなくてはいけないのです。

完全に想像ですが、リアリティはけっこう違うんだろうなと思いますし、

仮想空間自体の作り方も根本から違ってきそうだな、と感じます。

仮想空間を取りまく環境が違う

今までの仮想空間とメタバースの大きな違いは、外から見るか、中から見るかという部分ですが、

”今”これだけメタバースが話題になっている理由には、環境が変わったことも関係しています。

これに関しては、IT media NEWSさんの記事がわかりやすかったので参考にさせていただきました。

IT media NEWS「いまさら聞けない『メタバース』いま仮想空間サービスが注目される”3つの理由”」

仮想空間を取り巻く環境として以下3点が異なるため、仮想空間サービスに追い風が吹いています。

  • VR技術の進化
  • NFT技術の発展(デジタルでの売買が増えやすくなった)
  • 対面活動の制限

VR技術の進化

VRの技術が進化したことで、仮想空間が「画面で見るもの」ではなく、「中に入り込めるもの」に

なりつつあることが1つ目の環境の変化です。

これによって、仮想空間を外から見るだけでなく、中に入って見ることができるようになります。

平面的な仮想空間から、立体的な仮想空間になるようなイメージでしょうか。

より現実世界に近くなる感じですね。

そこに今までの仮想空間とは違う新しい可能性を感じているからこそ、

話題になっているのではないかと思います。

特にMeta社の考えるメタバースはVRヘッドセット「Quest 2」から入ることを前提としています。

Meta社も「VRを用いた仮想空間」に可能性を感じているのではないでしょうか?

NFT技術の発展(デジタルでの売買が増えやすくなった)

2つ目の環境の変化が、NFT技術が発展していることです。

NFTとは

NFTというのは、「Non-Fungible Token」の略で日本語では「非代替性トークン」などと言われています。

日本語にしても何のことだかさっぱりですね。

Wikipediaによれば、非代替性トークンはデジタルデータの鑑定書のようなものだそうです。

(詳しくは、Wikipedia 非代替性トークン参照)

Tokenの和訳が「しるし、証拠」であることにもなんとなくつながります。

この技術が発展することによって、 簡単にコピーできるデジタルデータに対して

「この元データは自分のものだ!」と主張できるようになるんです。

デジタルデータは簡単にコピーができますが、

元データというのは基本的には1つしかありません。

NFTによりその元データがどれかわかればそれは貴重なので価値が生まれます。

価値が生まれれば、その元データには値段が付くことになるのです。

実際にNFT技術が使われたデジタルアートに対して、

約6935万ドル(約75億円)もの価値がついた実例もあります。

(「Everydays – The First 5000 Days」という芸術作品 (2021年4月))

NFT技術の発展が仮想空間の発展につながる理由は、

NFTがあることでデジタルデータの売買ができるようになるからです。

売買されるデータの数や金額が増えれば、そこに参加する人の数も増えます。

参加人数が増えれば、お店を開く企業も出てくるでしょう。

それに伴い、さらに参加する参加人数が増える…

そうして仮想空間全体が盛り上がれば、そこでは巨大な金額が動くことになります。

つまり、NFTの発展で仮想空間がビジネスチャンスになる!ってわけですね。

対面活動の制限

3つ目の環境の変化が、 新型コロナウイルスによる対面活動の制限です。

これにより、現実での外出やコミュニケーションが制限されるようになりました。

代わりに、オンラインでのイベントやコミュニケーションが増えました。

こうしたオンラインでのイベントを開催できる空間として、

3Dの仮想空間が期待されるようになっていると考えられています。

VRのヘッドセットを用いた3Dの仮想空間はより現実の空間に近く、

実際に音楽アーティストが仮想空間上でライブを開いたりもしています。

また、オンライン会議などのネットワーク上でのコミュニケーションが

一般的になってきたというのも、ネットワーク上の仮想空間を受け入れやすくする

一つの要因だと言えるでしょう。

まとめ

というわけで、話題のメタバースと今までの仮想空間の大きな違いは、

「VRにより3次元の仮想空間の中に入りこめる(ように感じる)こと」だと思いました!

「今までよりリアリティが増す」と言ってもいいかも知れません。

それに加えて、技術の進歩やコロナウイルスによる環境の変化という後押しもあり、

より期待感が高まっているのだと思います!

とはいえ、これだけではまだメタバースが流行するのかはなんとも言えません。

もう少し調べて、自分なりの考えを述べたいと思います!

以上!

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